眼科OPHTHALMOLOGY

CATARACT 白内障手術

Cataract白内障とは

白内障は、カメラのレンズの役割をもつ水晶体が白くにごり、視力が低下した状態です。物が見えにくい、まぶしい、二重に見えるなどの症状が出てきます。濁りを手術で取り除き新しい人工の眼内レンズに置き換えることで見やすくなります。

眼球の比較
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眼球の比較
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Cataract day surgery白内障 日帰り手術

伊藤医院では、白内障手術をきっかけに皆様のライフスタイルをより豊かにすることを目指しており

  • 最新の検査機器を用いた検査
  • ライフスタイルにあわせた眼内レンズの選択
  • 負担の小さい手術による早い社会復帰

の3点に取り組んでいます。

手術は点眼麻酔で行い、その傷口は、2~3mm程度と極めて小さく、体への負担も少ない手術です。水晶体自体には痛みを感じる神経が無いため、圧迫感などがありますが、ほとんど痛みを感じません。

当院では安心して手術を受けて頂ける体制を整えております。

  • ご希望に応じて「低濃度笑気麻酔」を導入
    気持ちをリラックスさせ、痛みを感じにくくすることができます。
  • 術中も少しでもリラックスできる環境作り
    BGMを流したり、“にぎにぎ”アイテムで気持ちを和らげて頂くなど、少しでも緊張をほぐせる環境づくりを心がけています。
  • 術後のバックアップ対応
    ご帰宅後、もしも心配な症状やご不安なことがあった場合に、いつでもご連絡を取れるよう緊急用携帯電話番号をご案内しております。

※どんなことでもご不安があればいつでも医師・スタッフにご相談ください。

低濃度笑気麻酔

当院では、患者さんの不安や負担を少しでも緩和できるよう、ご希望に応じて低濃度笑気麻酔を導入しております。
「笑気」と呼ばれるガスを鼻から吸うことで、気持ちをリラックスさせ、不安や恐怖心を軽減させた状態で治療を受けることができ、痛みを感じにくくすることができます。

  • 低濃度笑気ガスとは亜鉛華窒素30%と酸素70%を混合した気体のこと

笑気麻酔は鼻から吸うだけですので、痛みは伴いません。

白内障手術は通常、点眼麻酔で行い、必要に応じて少量の注射での麻酔を併用しておりますが、注射自体の痛みも苦手という方や不安が大きい方でも安心してお受け頂けます。

  • 眼科、皮膚科におけるその他の手術にも、ご希望に応じて導入しております。
低濃度笑気麻酔

笑気麻酔の利点

  • 鼻腔から吸うことで、痛みを伴わずに精神的・肉体的にリラックスした状態になります。
  • 意識はある状態で、鎮静作用・睡眠作用により安心した状態になります。
  • 吸入を止めた時点で麻酔の効果が消え、通常通り動くことが可能です。
  • 食事や安静等の制限はありません。
  • 他の臓器にも影響はなく、安全性が高いです。

費用

保険診療にて行います。

Flow手術に伴う通院の流れ

1. 診察&術前検査

診察

手術適応かどうかの診察を行います。

術前検査

  • 視力・眼圧・眼底・角膜形状の検査
    眼内レンズ度数決定のための検査を行います。
    ※散瞳検査をさせて頂くこともあるため、公共交通機関等でお越しください。
  • 採血検査
    感染症の有無を確認します。

手術日決定

ご予約をお取りします。ご希望日を伺い、手術計画をお立てします。
手術は金曜日にご案内しております。

  • 免許更新などに伴い手術をご検討の方は、高齢者講習前に一度受診されることをお勧めします。
術前検査~術中眼内レンズ挿入までの詳細はこちら

2. 術前検査

術前検査ユニットARGOS(アルゴス)で強膜血管、角膜輪部などの高解像度データを測定

ARGOS(アルゴス)

3. 手術説明

手術内容、手術後の日常生活の仕方、お薬についてなど、詳しくご説明いたします。
ご不安なことは何でもご質問ください。
同意書へのご署名を頂きますので、可能な方はご家族などの同伴をお勧めいたします。

手術後の日常生活についての詳細はこちら

4. 手術当日

当院は日帰り手術となります。
手術自体は10分程となりますが、事前準備、術後経過観察時間も含め、通常は約2時間ほどお時間を頂いております。
※症状により手術時間が数十分長くなることはございます。
術後は翌日の診察来院時まで眼帯を装着していただきます。

手術方法についての詳細はこちら

5. 術後の通院・経過観察

術後の診察は、翌日、3~4日後、1週間後、2週間後、4週間後を予定しています。
おおよそ術後3ヶ月程度までは経過観察のための診察が必要となります。

手術前の受診・検査から術後1ヶ月までの経過診察期間は、通院頂きやすいよう、手術日が確定した時点で術後の受診日時の計画を立て、予めご予約としてお取りいたします。

Intraocular lens眼内レンズ(多焦点・単焦点)

白内障手術で水晶体の代わりに用いる眼内レンズは、『単焦点レンズ(保険適応)』『多焦点レンズ(選定療養/自費)』から選択することができます。

単焦点レンズ

単焦点レンズ(保険適応)

ピントが合う距離が1つのレンズです。遠くにピントを合わせると、近くは合わなくなるので眼鏡などを併用する必要があります。

多焦点レンズ

多焦点レンズ(選定療養/自費)
2焦点・3焦点

ピントが合う距離が複数あるレンズです。遠くにも近くにもピントを合わせることができるので、眼鏡の使用頻度を減らすことができます。
※他の眼疾患がある場合、多焦点レンズの適応ができない場合もあります。

price費用について

白内障手術費用(保険適応)①

片眼 43,880円程度
  • 上記は3割負担の方の参考費用となります。
  • 70歳以上の1・2割負担の方は、月限度額に準ずる18,000円が上限となります。
  • 単焦点眼内レンズ代は上記手術費用に含まれております。

その他付随する費用(保険適応)②

  • 手術当日の初再診料や検査費用、手術・処置に用いる薬剤費が必要に応じて別途追加となる場合がございます。
  • 手術前・手術後の診察料、薬代、事前検査料

多焦点眼内レンズを用いた白内障手術

厚生省認可の眼内レンズの場合
(選定療養)

上記の①+②の保険適応となる費用に加え、多焦点眼内レンズを選ぶことで追加となる費用(自費)が別途発生いたします。

※追加費用(自費)は、選ばれる(適応になる)多焦点眼内レンズの種類により異なります。

この表はスワイプできます
多焦点眼内レンズの種類 片眼の費用
乱視矯正なし 乱視矯正あり
アルコン社 パンオプティクス 3焦点 340,000円 380,000円
AMO社 シナジー 3焦点
連続焦点型
340,000円 380,000円
AMO社 シンフォニーオプティブルー 2焦点
焦点深度拡張型
220,000円 270,000円
アルコン社 ビビティ 波面制御型 340,000円 -
  • 当院では非認証レンズの取り扱いは行っておりません

選定療養とは?

「社会保険に加入している患者が、追加費用を負担することで保険適用外の治療を、保険適用の治療と併せて受けることができる医療サービスの一種」とされ、入院の際の差額ベッド代や、歯科治療の金属料差額代などが例として挙げられます。

多焦点眼内レンズを用いた白内障手術においては、
手術自体は保険適応となり、多焦点眼内レンズを選ぶことによって増える費用を追加費用として別途自費負担することで受けられるようになりました。

選定療養

the ORA System白内障手術装置 日本アルコン社の新しい機種を導入

日本アルコン社のARGOS(アルゴス)と旧ORA(オラ)が統合され、バージョンアップした新しい機器「the ORA System with VerifEye Lynk(オラシステム ベリファイリンク)」を導入しております。
手術前の眼の状態を正確に測定し手術計画を立て、更には手術中にリアルタイムに測定を行い、より最適な眼内レンズを選ぶことを可能にする手術システムです。

こだわりの機器を用いた高精度の手術
白内障手術に用いる機械

VOICE患者さんの声を
聞かせてください

当院受診に関してのご意見などがございましたら、専用サイトより皆様のお声をお聞かせください。
お褒めの声はスタッフの活力として、ご不満の声は今後取り組むべき改善策のきっかけとして活用させて頂きます。