TEL: 0475-47-2829
〒297-0029 千葉県茂原市高師884
文字サイズ
小児眼科
小児眼科

小児眼科について

Child Ophthalmology

~こども達の目を守る~

「小児眼科は早期発見、早期治療が大切です」
伊藤医院では、お子様の視力を守るために小児の眼科検査・治療に取り組んでいます。視力の成長をさまたげないためには、いかに早く発見するかがとても大事です。
市町村でも3歳時健診などの取り組みがありますが、より早い時期から可能な検査もありますので、まずは気になったことがあれば受診をおすすめします。
当院では1歳未満のまだ視力検査ができないお子様でも屈折検査が可能です。

乳幼児連れの患者様へ
こども達の目を守る

代表的な小児の眼科疾患について

Representative ophthalmic diseases

弱視とは

Amblyopia

弱視は、何らかの原因によって視力の成長(発達)が抑えられ、止まってしまった状態を指します。
生後間もない赤ちゃんは、まだお父さん・お母さんの顔はよく見えておらず、明るさぐらいしか分かりません。生まれた時から視力の成長が始まり、4ヵ月頃になると動くものを目で追いかけることができるようになります。

視力は、5~6歳になると、大人とほぼ同じ見え方へ成長します。身体の成長と異なり、視力の成長期間はとても短く、8歳頃に成長はとまってしまいます。

視力成長グラフ

<出典> 金原出版 視能矯正学 改訂第2版 P218 Part8視能矯正学総論
 編集 帝京大学教授 丸尾敏夫  川崎医療福祉大学教授 粟屋忍

この限られた期間に、何らかの理由で成長が妨げられると、未発達の状態である「弱視」となります。さまざまな原因があり、強い遠視・近視・乱視や左右の度数の違いなどが挙げられます。

視力が発達する期間が限られるため、治療ができるのは8歳頃までです。いかに早く治療を始めるかがとても大切です。
小さいお子様は、自分の言葉で「見えない」という事は出来ません、また片目だけ視力が悪い場合には周りの方が見ていても、お子様の異変に気づくことができません。
治療の開始が早いほど、視力の成長だけでなく、検査に慣れることもできるため気になったら少しでも早めの検査をお勧めします。

検査方法

視機能検査

視力検査、目の位置(眼位)、近視や遠視などの屈折検査を行います。

視機能検査1

お子様専用の機器

視機能検査2

調節麻痺検査

視力が出づらいなどの問題があった時には、検査で得られた結果が正しかったどうかを調べます。
ピントを合わせて物を見る力(調節力)を一時的に取り除くために検査の目薬を用います。

お子様の目は調節力が大人より強く、通常の検査では正確な結果を得られないことがしばしばあります。そのため調節力を一時的に抑え、本来の屈折度数を調べます。

検査には「サイプレジン」「アトロピン」という検査の目薬を使いわけています。目薬がしみたり、一時的に見づらくなったり、まぶしく感じます。
調節力の低下が持続する期間を考慮し、学校の予定などお子様のご都合に合わせて検査を予約制でご案内しています。この検査で、お子様に隠れた屈折異常がないか確認しています。

調節麻痺の点眼薬の比較
  調節麻痺の効果 点眼する回数 効果が持続する期間 瞳孔を開く作用

アトロピン

アトロピン
とても強い 検査の1週間前から1日2回点眼 点眼中止してから約2週間持続 あり

サイプレジン

サイプレジン
強い 5分毎に3回点眼1時間で効果が現れる 1~2日 弱い

治療方法

治療の基本はメガネの装用です。これまでの検査結果から、適切なメガネの度数を決め正しく見える状態を作ります。
メガネを正しく使うことが大切です。すぐ慣れてくれるお子様が多いですが、最初はわずらわしくイヤがってしまうこともよくあります。メガネを始めるタイミングに個人差がありますが、小さいお子様ご本人にはその大切さはまだ理解できません。ご家族の協力がとても大切ですので、メガネでより良く見えて、継続するためのやる気が出てくるようにアドバイスをしています。

治療の基本はメガネの装用です

お子様の視力を育てるメガネは、おしゃれなものよりかけやすいものを選ぶこと、定期的なメンテナンスを受けられることがとても大切です。当院では、メガネのプロ(認定眼鏡士)からお子様向けの治療用メガネを提案することもできますので、希望される方にはご紹介しています。

お子様向けの治療用メガネ

メガネは、始めてからが最も重要です。視力が順調に上がっているか定期検査をします。弱視治療はすぐには効果が得られません。続けていくことが一番大切です。個人差はありますが、多くは治療開始3~6ヶ月頃には効果がでてきます。

視力が向上してからも、メガネがいらなくなるわけではありません。お子様の成長によって屈折度数も変化していきますので、半年~1年毎に調節麻痺検査を行います。
左右の度数の差が大きい「不同視」は、視力のいい目を隠す「アイパッチ」をして視力の悪い目だけで見る訓練を行うこともあります。

通院を継続することは、面倒かとは思いますが、将来のあるお子様の目を守るために、ご本人・ご家族と力を合わせて治療に取り組みましょう。お子様の視力の向上は、ご家族だけでなく、我々スタッフにとっても大きな喜びです。
また、治療に際してご不安・ご心配があれば医師・視能訓練士までお気軽にご相談ください。

受診のタイミング

日常生活でのお子様の様子や行動で気になることがあれば受診をおすすめします。

  • 目を細めてものをみている
  • 3歳時健診で視力低下などを指摘された
  • 頭を傾けて物をみている
  • 片眼を閉じてみている